財産管理委任契約の金融機関対応について調査しました
2019/04/12
財産管理委任契約とは、判断能力があり、寝たきりや要介護状態で体の不自由な方が、財産管理などの手続きを家族や第三者に任せるという契約のことです。
さて、この財産管理委任契約ですが、金融機関では対応していないところが多いんです!
問合せをした16件の金融機関のうち、なんと11件が対応不可とのこと(T_T)
では、判断能力があるため後見人をつけられない、体の不自由な方々の財産管理はどうすれば良いのか...
金融機関によって、代理人登録をする、委任状でその都度対応、など様々ですが、個別対応をするという回答がほとんどで、手続きも複雑です。
任意後見契約とセットの移行型契約なら対応可能な金融機関も5件ありましたが、事前に金融機関への相談を推奨されています。
対応可能でも、契約後6か月以内のみ有効という金融機関がある事も分かりました。
財産管理委任契約を結ぶ際には、対応可否にかかわらず、取引銀行へ相談する方がスムーズです。
自分の財産管理について検討している方の参考になればと思います。